絵本:『OWL MOON』 邦題:月夜のみみずく

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『OWL MOON (邦題:月夜のみみずく)』 作: ヨーレン 絵: ショーエンヘール 訳: 工藤 直子

お次はこちら。

この本もまた月の魅力を気配をたっぷり感じられる秀逸な絵本です。
出版社の絵本紹介文を引用しますが、


月夜の雪の森で、わしみみずくに会った少女の胸の高鳴りと、大自然との交歓をみごとに描く詩の絵本。


とあります。月夜の晩が舞台なんですね。
表紙に月と雪野原を行く父娘。わしみみずくを探しに行くところです。
月夜の晩の雪の森は野生動物たちに支配されていて、とても神聖な世界。女の子はその場所に足を踏み入れて、大自然を全身で感じます。

そして、どうしても特筆すべきは、月夜でありながら作中に月がまったくでてこないのです。
出てくるのは、雪野原に長い影を落とす月光だけ。
でも月の存在を始めからたっぷり感じられます。
詩的で情緒的な美しい世界を描ききった絵本。
素敵な内容となっていますので、是非お手にとってみてみてくださいね。

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