絵本:『おつきさまこんばんは』

『おつきさまこんばんは』 作・絵: 林 明子 出版社: 福音館書店
1冊目はこちら。のっけから殿堂入りの絵本紹介となってしまいましたが、林明子さんの「おつきさまこんばんは」を紹介します。
ご存じの方も多いと思います。これまでに100万部を超えた絵本のミリオンセラーにも入っています。
小さなお子さんでこの絵本が大好きという話をよく聞きますし、実際、うちの娘2人もこの絵本にははまりました。
子どもの感性ど真ん中の絵本の1つではないでしょうか。
濃紺の宵闇にうかぶ福々として光輝くお月さま。
穏やかな笑顔をみるのに、黒猫の親子が月を見上げます。
ストーリーはお月さまの表情をみながら進み、途中くもさんに隠れてしまうという事件がおきます。
ここのシーンでは必ず「だめだめくもさん!」と口を揃えて言います。
ゆっくり進んでしっかりお月さまと会話し、お月さまを堪能できる絵本です。
絵が秀逸で画面に溶け込んでいる黒猫たちを見つけるのもまた楽しい。
裏表紙にお月さまのユーモアが隠されていて、最後の最後に笑いがこぼれる素敵な絵本です。
べた褒めですが、王者の貫録。
すべての子どもが惹き込まれる素質十分な絵本として多くの人に愛されていると思います。
懐かしくて手に取るもよし、うちにあるけど子どもが好きでここでも読んでしまうでもよし、1歳くらいのお子さんのファーストブックにどうかしら?でもよし。
会場には2冊ありますので、どうぞご覧くださいね。
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