『おばけとしょかん』

『おばけとしょかん』作・絵:デイヴィッド・メリング 訳:山口 文生
出版社からの紹介を引用します。
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ある夜、ボーが魔女のお話を読んでいると、とつぜん明かりが消え、あやしいかげが…。本といっしょに空にとびだし、ついたところは……おばけとしょかん! いったいここは、なんなの? おばけだって、本がすき! 暗やみで表紙がひかります。
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これを読んでナニ!?表紙が光る?
と初めて知りました。
確かに表紙はエンボスがかかっていて手で触るとぼこぼこしてたんです。
でもまさか蛍光塗料が塗ってあるとは思いもしませんでした!
暗いところでみてみましたよ。
明るい光をたくさん浴びたあとだと、ほんとにボーっと光ります。
主人公の女の子の名前もそういえばボーです。ここからとったんでしょうか。まさか。
さて、しばらくすると光の威力がなくなりますが、確かに光っている。
こういう地味だけど作り手のこだわりとか遊び心が加わっている絵本がたまにあるのです。手に入れてからずっとたって気がつくなんてまさにサプライズですね。
さて、内容紹介です。
この絵本には怖いおばけはちっともでてきません。
しかもみーんな知的好奇心旺盛な本好きのおばけたち。
図書館をつくったはいいけど本が1冊もないので、ボーのところから借りようとしたぐらい。
本を手放さなかったボーもおばけの図書館に連れて来られて…さて、からっぽの図書館をどうするのでしょう?
ボーは素敵な女の子であっと驚く提案をおばけたちにします。
そして、自分たちの手で夢をかなえてしまうのです。
ボーと言う女の子がおばけをいともあっさりと肯定し、彼らの助けになるアイデアをだす姿は頼もしい。想像力や発想する力をもつ子の次元を超えた力強さに魅力を感じ、人間くさいおばけたちに親近感がわくのです。
どうぞボーのアイデアがなんだったのか、ご覧になってみてくださいね。

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