『はじめてのおつかい』筒井頼子 ぶん 林明子 え

『はじめてのおつかい』筒井頼子 ぶん 林明子 え

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表紙をじっくり。
太陽みたいな笑顔の女の子。
ほっぺが赤くてまだ幼い。

この娘は主人公のみいちゃん。5歳。
弟に飲ませる牛乳を買うようお母さんに頼まれて、生まれて初めておつかいに出かけます。お金を持って、買うものと注意事項を覚えて、一人でお店に行ってくるなんて、みいちゃんはドキドキです。
たった一人きりの心許無さみたいなものが、いつもの道を新鮮にも感じさせるし、怖くも感じさせているみたい。お店についてからは、なかなか気がついてもらえなかったことが、みいちゃんの中でだんだん膨らみ、ようやく気がついてもらえたときに、ポロリぽろりと涙になって溢れ出ました。

家をでてから戻って来るまで、みいちゃんの気持ちの動きが丁寧に描かれていて臨場感があり、読んでいるこちらにもストレートにドキドキが伝わってきます。

牛乳を買ってくる、それだけのことがこんなに大冒険になるのもはじめてのおつかいだから。

誰でもいくつになっても、初めての経験はドキドキしますね。
大人にドキドキすることが減った人は、ぜひみいちゃんに感情移入して、初めてのドキドキ感を味わってくださいね^^

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『はじめてのおつかい』筒井頼子 ぶん 林明子 え






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