『みらなのくら』おざわとしお 再話 赤羽末吉 画

『みらなのくら』おざわとしお 再話 赤羽末吉 画

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道に迷った若者がお世話になった家の女人に「出かけるので、最後のくらは見てはならない」と言われるけれど、我慢できず開けてしまうお話です。
見るなと言われると見たくなってしまうのはどうしてなんでしょうか。
次々開けるくらが素晴らしい景色を見せてくれることも手伝って、欲求に負けて開けてしまう様は、人間には禁忌を犯す衝動が本質的にあるのかな、なんて考えてしまいます。
開けないで開けないでと思いながらドキドキと読み進んで、男の気持ちに思いを重ねてみてくださいね。
おざわさんの端的で美しい日本語に赤羽末吉さんの素晴らしい絵。
「みるなのくら」は赤羽末吉さんの絵が最初にあり、そこへ小沢さんがテキストをつけ、洗練された場面作りになっています。

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『みるなのくら』おざわとしお 再話 赤羽末吉 画







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『みるなのへや』広松由希子 文 片山健 絵 | top | 第18回いちにち絵本喫茶無事終了しました!

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