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『たいせつなこと』マーガレット・ワイズ・ブラウン(さく),レナード・ワイスガード(え),うちだややこ(やく)

よるのいちにち絵本喫茶テーマ絵本より

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マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本。1949年刊行。
世界のひとつひとつと摘み取って、当たり前のなかの真実を優しく教えてくれる絵本。

 雨にとってたいせつなことはみずみずしくうるおすということ
 空にとって大切なことはいつもそこにあること。


など、くさにとって…、りんごにとって…、くつにとって…たいせつなことはと詩的で素敵なフレーズが続きます。

つくづくマーガレット・ワイズ・ブラウンの感性によって語られる世界の見え方が違うと思うし、なるほどそうだなと思います。

そして最後のフレーズ、

たいせつなのは あなたがあなたであること

が誰にとってもゆるがない真実かと。

このメッセージ、最後に読み終わり頭をよぎったのは、8歳の長女には必要な励ましになると思ったものの、4歳の次女はすでに身を持って体現しているなということ。
むしろ成長するにしたがって、こうした単純で明快なことが難しくなってくると思うので、4歳より8歳、8歳より大人を励ましていると感じました。

自分が自分でなくなっている人、励まされてください。

翻訳について少々。
原文は非常に簡単な英文です。
詩なので短くてシンプル、それゆえに日本語訳にするのは詩的なセンスとマーガレット・ワイズ・ブラウンの感覚を理解しないと難しいと思いました。

翻訳は内田也哉子さんがされていますが、こういう作品は谷川俊太郎さん翻訳本を読んでみたいと思わせる作品でした。
原著にあたるのもいいと思います。

本のレイアウトデザインについて少々。
文字組みが変わっています。(ぜんぜんだめですけど)
そして最後のもっともたいせつなメッセージは手書き、本木雅弘さんの筆だそうです。
珍しいですね。絵本の翻訳や出版に時折、ジャンルを超えた有名人の名があがってくることがあります。どうしてなんでしょうかね?「この絵本が大好きだから」といった理由だったら嬉しいですね。

脱線しました。最後に私が注目したいもう1つ。
大人の方には第二次世界大戦が終結してたった4年後に作られた絵本、ということを想像しながら読んでみてほしいと思います。私はその時代背景を考えただけで重みが増しました。
とはいえ読み方はひとそれぞれ。
大人向きだと思いますが、受け取り方は千差万別、それがいいと思います。


 



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