『不思議の国のアリス』ルイス キャロル(原作)ヤン・シュヴァンクマイエル (画), 久美 里美 (翻訳)

よるのいちにち絵本喫茶 テーマ絵本より

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チェコスロバキア・プラハ生まれのシュルレアリストの芸術家、アニメーション作家・映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルが最初の挿絵を担当したジョン・テニエルへのオマージュとして画をつけた「不思議の国のアリス」。
エスクアイア マガジン ジャパンから刊行された書籍『アリス』新装版のために描いた描き下ろしコラージュ作品をぜひ堪能してください。
もちろんこの絵本を機に「不思議のアリス」の読みなおしもオススメ。

2007年にラフォーレ原宿で開催した「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 〜映画とその周辺〜」では実験的シュルレアリスムの作品と触角芸術のグロテスクさに度肝を抜かれましたが、見た人いらっしゃいますか?
去年も同じ展覧会をラフォーレ原宿でやっていますので反響あったと思うのです。

ヤン・シュヴァンクマイエルのすごさはこれ1冊ではなかなか伝わりにくいと思うのですが、不思議の国のアリスに親しんだ方がヤンを知るにはよい1冊かなと思いました。

賛否でそうな作品ではありますが、一見したグロテスクさを超えたメッセージ性の強さには脱帽します。




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