『ぼくはいろいろしってるよ』アン&ポール・ランド(作),青山南(訳)

よるのいちにち絵本喫茶テーマ絵本より

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アンとポールの絵本をもう1冊紹介します。
主人公の男の子がつぎつぎと自分の知っていることを話し語ってくれる絵本。
その子の視点で語られることにときどき「ハッ」とさせられて、子どもの瑞々しい感性に気づかされます。

そして最後のページ

「うん ぼく は こんなに いろ いろ しってるんだ でも おおきく なると もっと もっと いろ いろ しってるんだ よね」

これには動きがとまってしまいましたね…。
この男の子以上に私たち大人は何を知っているかな?
もしかすると大事なことはあなたの方が知っているかも、という思いが頭をよぎってしまう。

この男の子からの裏側のメッセージをきちんと受け取れる大人になっていたいなと思います。




15:01 | 絵本1000冊 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
『不思議の国のアリス』ルイス キャロル(原作)ヤン・シュヴァンクマイエル (画), 久美 里美 (翻訳) | top | 『きこえる!きこえる!』アン・ランド (著), ポール・ランド (著), 谷川 俊太郎 (翻訳)

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