第9回いちにち絵本喫茶開催のお知らせ

第9回いちにち絵本喫茶開催のお知らせ

9月8日(土)10時~16時
絵本のテーマ『こどものとも創刊号~100号』(限定復刻版)

1956年に福音館書店より創刊された月刊物語絵本「こどものとも」。その創刊号から100号までを揃えました。当時担当編集長だった松居直氏の「こどもにおもねらない絵本を」というオーダーにたくさんの作家が本気で応えたその結晶とも言うべき100冊はどれも珠玉の作品ばかり。
現代に名だたる作家陣の絵本デビュー作も多く、こどものともによって若手作家も多く輩出されました。いまなお愛されているロングセラーも多いので、知っている作品もたくさんあると思います。あらためてこの機会に手にとって、その画文一如の素晴らしい絵本を味わってくださいね。

<一部ご紹介>
絶筆
 茂田井武『セロひきのゴーシュ』
作家デビュー作
 井上洋介『おだんごぱん』
 いわさきちひろ『ひとりでできるよ』
 長新太『がんばれさるのさらんくん』
 堀内誠一『くろうまブランキー』
 加古里子『だむのおじさんたち』
 太田大八『がらんぼ‐ごろんぼ‐げろんぼ』
 瀬川康男『きつねのよめいり』
 岸田衿子・中谷千代子『ジオジオのかんむり』などなど

◎喫茶メニュー

・季節限定ハーブティ / ローズヒップ / Relax など
(蓼科ハーバルノート・シンプルズ)
・オーガニックルイボスティ (Annique)
・自家焙煎ストレート珈琲 (MOLINO COFFEE)
・自家製ジンジャエール
・とうもろこし茶

自家製おやつ (牛乳・卵・バター・BP不使用/天然塩使用)
・季節限定クッキー&クラッカー
・鉄板胡麻クッキー
・ダブルショコラブレッド
・ベリーズクッキー
・青のりクラッカーなど

◎アトリエにて

「アトリエ談話室」
 ここなら少々大きな声で話していても大丈夫。
 ドリンクやおやつを手にこちらでおくつろぎくださいね。

「アトリエ工作室」
 絵を描いたり、手作りおもちゃを作ったり、折り紙などで遊べます。
 どなたもご自由にどうぞ。

◎のんだりたべたりぺちゃくちゃする部屋でのプチバザール
「松本あかつぶ会」グッズ/ママの手仕事グッズ/絵本作家ゆかりグッズ/いちにち絵本喫茶オリジナルグッズなど販売予定です!

◎「おやじのえほんよみきかせ」
午前10時半~ / 午前11時半~ / 午後2時~ / 午後3時~ (計4回の予定)

お★た★の★し★み★に★!
13:19 | 第9回 絵本テーマ「こどものとも創刊号~100号限定復刻版」 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

お礼が遅くなりました。

8月16日、よるのいちにち絵本喫茶にお越しいただきましたみなさま

本当にありがとうございました。
お礼が遅くなりました。
お盆の最中ということもありお忙しいなかで、初めて遊びにきていただいた方が多くてとても嬉しかったです。
今回初めてのご縁で私も知らなかった絵本を紹介してくださったり、絵本にまつわるお話を、お客様にお伺いすることができたり、私自身も楽しめる時間でした。

夜の時間帯だとまた普段とは違ったゆるやかな時間を過ごすことができてよかったと思います。
また機会がありましたら大人の方向けに夜の時間に開きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!

店主敬白
13:02 | 第8回 絵本テーマ「おとなになってあらためて手にとってみたい本」 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

よるのいちにち絵本喫茶チラシできました^^

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★クリックするとチラシをダウンロードできます。


「いちにち絵本喫茶」 開催のお知らせ

その日いちにちだけのブックカフェ、「いちにち絵本喫茶」へようこそ。
好きなときにきて、好きな絵本を読み、好きなときに帰ることができます。
小さなお子さんからおとなまで、どなたでも大歓迎です。

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8月16日(木) 「よるのいちにち絵本喫茶」
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とき:2012年8月16日(木) 17時~21時
ところ:茅野市玉川8539-8
(駐車場4台まで、お近くの方は徒歩でお越しください)

◎絵本のテーマ「大人になってあらためて手にとってみたい本」

今回、初めての試みとして夜間に開催します。時間も遅いので、大人のかたを意識したテーマにしました。本来、絵本から受け取るものに子どもと大人の区別はないのですが、読み手の年齢によって伝わるメッセージや伝わり方が変わっていくのも、絵本の読み方としてはおもしろいと思うのです。まだ経験の少ない小さな子どもたちが楽しむ視点とは別の読み方ができそうな絵本をセレクトしました。ちょっとドキっとしたり、わが身を振り返ったり、ナンセンスだったり、ちょっと貴重な本だったり、そういうものを集めましたのでお楽しみに!

いちにち絵本喫茶ブログで今回のテーマで扱う絵本の紹介をしていますのでご覧ください。

<一部紹介>
『ここが家だ』ベン・シャーン:絵 アーサー・ビナード:詩
『おばあちゃん ひとり せんそうごっこ』谷川 俊太郎:著 三輪 滋 :イラスト
『いつまでも、鰐』 レオポルド・ショヴォー:著 高丘 由宇 :翻訳
『鹿よ おれの兄弟よ』神沢 利子:作 G・D・パヴリーシン:絵
『はせがわくんきらいや』長谷川修平
『ぼくのこえがきこえますか』田島征三
『たいせつなこと』マーガレット・ワイズ・ブラウン:作 レナード・ワイスガード:絵 うちだややこ:訳
など
ブログ内「絵本」カテゴリにて、よるのいちにち絵本喫茶テーマ絵本絶賛レビュー中です。

◎喫茶メニュー

・季節限定ハーブティ / ROSE TEA / Relax / After Dinnerなど
(蓼科ハーバルノート・シンプルズ)
・オーガニックルイボスティ (Annique)
・たんぽぽ珈琲(サンラピス)
・自家焙煎ストレート珈琲 (MOLINO COFFEE)
・自家製ジンジャエール
・とうもろこし茶

自家製おやつ (牛乳・卵・バター・BP不使用/天然塩使用)
・季節限定クッキー&クラッカー
・鉄板胡麻クッキー
・ダブルショコラブレッド
・ベリーズクッキー
・青のりクラッカーなど

◎アトリエにて

「アトリエ談話室」はこんなところ
 ここなら少々大きな声で話していても大丈夫。
 ドリンクやおやつを手にこちらでおくつろぎくださいね。

「アトリエ工作室」でできること
 絵を描いたり、手作りおもちゃを作ったり、折り紙などで遊べます。
 どなたもご自由にどうぞ。

◎のんだりたべたりぺちゃくちゃする部屋でのプチバザール
「松本あかつぶ会」グッズ/ママの手仕事グッズ/絵本作家ゆかりグッズ/いちにち絵本喫茶オリジナルグッズなど販売予定です!お楽しみに★


◎「おやじのえほんよみきかせ」
「よるのいちにち絵本喫茶」8月16日
午後17時半~ / 午後19時~ / 午後20時~ (計3回の予定)
*飛び入りよみきかせ歓迎、ちゃぶ台のある和室でよみきかせに挑戦してみませんか?




08:07 | 第8回 絵本テーマ「おとなになってあらためて手にとってみたい本」 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

「よるのいちにち絵本喫茶」8月16日(木)開催します!

※1番先頭にくるように未来日付になっています。ご了承ください。

こんにちは、店主いさみです。

私の怠慢ですっかり前回、前々回といちにち絵本喫茶の様子をレポートできていないのですが、読み聞かせ担当「おやじ」のブログで報告していますので、ひとまずそちらにリンクを貼らせていただきます(すみません;;)

第6回いちにち絵本喫茶の風景
第7回いちにち絵本喫茶の風景

さて、本題です!
夏休みの間に一度遅い時間帯でいちにち絵本喫茶を開きたい!と思っていたのですが、
初の試みとして「よるのいちにち絵本喫茶」を下記日程で行いたいと思います!

「よるのいちにち絵本喫茶」

8月16日(木)17時~21時に開催。
テーマ「大人になってあらためて手にとってみたい本」です。

夜で時間も遅いので、大人のかたを意識しています。
本来、絵本から受け取れるものに子どもも大人もないのですが、やはり読み手の年齢によって伝わるメッセージや伝わり方が変わっていくのも、絵本の読み方としてはおもしろいと思うのです。まだ経験の少ないちいさな人々が楽しむ視点とは別の見方ができそうかなという絵本を恐れながらセレクト。今回にかぎり、ちょっとドキっとしたり、辛くてなんだかすっきりできないものが残ったり、ナンセンスだったり、ちょっと貴重なほんだったり、そういうものを集めましたので、乞うご期待です。

そして、小さなお客様に店主からお願いがあります。
夏休み中ですが、18時以降にいちにち絵本喫茶へ来る場合は大人と一緒に遊びに来て下さいね。
お子さんだけの場合、18時になったらお家へかえるよう声をかけさせてもらいます。

喫茶メニューはいつものように、自家製ジュースと数種の飲み物。おやつはクッキー・クラッカーいろいろです!
詳細が決まりましたら、またこちらだ告知していきたいと思います。

今回は扱う絵本も順番に紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

お盆真っ最中ですが、ご都合のつく方はぜひ遊びにきてください。

店主 敬白
23:00 | 第8回 絵本テーマ「おとなになってあらためて手にとってみたい本」 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

『どうぶつえん物語』 あべ弘士

よるのいちにち絵本喫茶 テーマ絵本より

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大好きな絵本作家 あべ弘士さんの絵本のうち、少し大人向けにオススメしたいのはこちら
これは北海道の旭山動物園に1972年から25年間飼育係として働いていたあべさんの1994年頃の動物園日誌です。

日誌というよりは、エッセイ。
毎日移り変わる季節のなかの動物たちとの交歓が、あべさんのユーモアと愛に満ちた言葉で描かれている。
飼育係という仕事のきわどさと常に生死にかかわる現場でさえも、あべさんの視点は温かい。

この絵本を読むと、じわっと心が温かくなる。

例えば、私の大好きなゴリラのゴンタはこんなゴリラ


--引用
空気ひんやりの日、ゴリラに哲学ならう

ススキの穂が大好きで、コオロギが好きで、ゆうやけが好きで、
いつも ものしずかで
そんな ゴリラのゴンタの、おおきな背中が ぼくは好きだ
となりにならんで、夕日のしずむまで みていた
--

そのゴンタがある日倒れる

--
ハクチョウがわたってきた日、ゴリラのゴンタ 脳出血で たおれる

230kg
8人ではこぶ
”しっかりしろ!”と”今、さめたらどうしよう”が
あたまのなかを かけめぐる
ちかいはずの病院が、 やけに とおかった
--

この2つ読んだだけでも、ぐぐっときますよね。
もちろん、あべさんの絵学生き生きとした動物の絵も魅力的なので、こどもたちに読んでもらっても楽しめる絵本に間違いはないのですが、醍醐味はあべさんの人間性と感性がこぼれでてくるような文章にあって、短文ながら滋味深い言葉には心に沁み入るものがありました。


あべさんが長年お勤めになった旭山動物園は3年前に映画になっています。
この映画であべ弘士さんを柄本明さんが演じています。
行動展示、ピンポイントガイド、夜の動物園など動物園再生に行った数々のアイデア。
行ったことないのですが一度は行きたい動物園ですね。


旭山動物園物語
http://www.kadokawa-pictures.jp/official/asahiyamazoo/






12:31 | 絵本1000冊 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

『ジャリおじさん』 えとぶん おおたけしんろう

よるのいちにち絵本喫茶 テーマ絵本より

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現代美術家の大竹伸朗さん唯一の絵本(えとぶん 両方)

「なんだか訳がわからずに始まったよ。」
物語の始まりを読んで、まず確かにそう思った。
そのテンションは最期まで続くので、ナンセンスとかへんちくりんとかいう書評があるのにもうなづける。
ただ随分言いきるなぁと思う。確かにそれらを内包してはいるけれど、なんとなく違う。
大竹伸朗さんの作品には「コンセプト」が無いということなので、ジャリおじさんにも無いんだろうな。
だからこの作品に「なぜなに」を求めることの方がナンセンスと考えた方がよさそうだ。

それなのになぜこんなに惹かれるんでしょうか?

のっけから、訳わかんないわけです。
鼻の頭からひげ生やしたジャリおじさんが、ジャリ、ジャリ言いながら黄色い道を歩いて行く訳です。
突っ込みどころ満載ですよね。
鼻の頭からヒゲ…?とかいろいろ。しかたないので許容しながら読み進めるしかない訳です。
で、最初から最後までこの調子で「訳わからない」だと「おい」って言いたくなってしまいます。
だけどね、ジャリおじさんは「訳わかんないまんま終わら無い」んです。
変なんだけど、旅の途中はほのぼのしていて温かみがあるし、出会いと別れを繰り返して、何と言っても(ここが重要)ラストにちゃんと落ちがあるんです。
お話が落ちてるんですよ。ストんって。

これは「訳わかんなく」無いですよね。「あらやだなんとなくわかる」です。

これ、考えずに感覚的に持ってきたラストならば、大竹伸朗さんは理性を司る大脳新皮質より本能を司る大脳旧皮質の方が活発なんだなと思ってしまいますね。

すべての恵みは海にある。よいラストです。
この最期のページで本当に合点がいって感動しました。

大人向けという薦めかたはナンセンスですよね。
この作品の不思議な魅力は誰にでも味わえるということでオススメします!




23:59 | 絵本1000冊 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

『山からきたふたご スマントリとスコスロノ』乾千恵(再話),早川純子(絵),松本亮(監修)

よるのいちにち絵本喫茶テーマ絵本より

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インドネシアのジャワ島でおこなわれる影絵芝居・ワヤンの物語を再話した絵本。

「はるかむかし、天界の神々が人間の世界とゆききしていたころの物語」
ワヤンではよく演じられているスマントリとスコスロノの話。

ふたごの兄弟スマントリとスコスロノは兄のスマントリが美丈夫に生まれ、弟のスコスロノは鬼のような醜い姿で産まれた。スコスロノは森に捨てられるがそこで不思議な力を天界の神々に与えられる。
2人は互いを想いやりながら絆を深めていくが、逆らうことのできない運命と神々に振り回され、とうとうスマントリはスコスロノを殺めてしまう。

嫁取り、婿取り、兄弟殺しの物語の結末は魂となった弟スコスロノによる兄スマントリの最期。
表と裏のような2人は死してひとつになり天界へと登っていく。

制作側も10代以上を意識したというだけあって、インドネシアに語り継がれてきた神話を冒険劇として楽しむには大人向けと位置付けてよいかと思います。

ガムランやワヤンを見たことがあればなおのこと、彼の地にいまなお息づく神々の気配をこの作品から受け取れるのではないかな。

なんといっても早川純子さんの木口版画が1頁ごとインドネシアと物語の核心を見事に再現していて惚れ惚れします。そして私の大好きなデザイナー白石良一さんがページレイアウト・装丁を手がけたこともあって、すみずみまで美しい。半観音開きのページもあり、ひときわ構図が印象的なページなど楽しんでくださいね。




22:54 | 絵本1000冊 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

『ぼくのこえがきこえますか』田島征三

よるのいちにち絵本喫茶テーマ絵本より

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1945年8月6日広島に、8月9日長崎にそれぞれ原爆投下。
日本が第二次世界大戦に負けたことを決定的にした瞬間だった。
日本の夏はどうしてもこのことが頭をよぎりますね。
それなのに、私は戦争を直接知りません。
その私が子どもたちに戦争をテーマにした絵本を読む場合どうしたらいいのか悩みます。
「戦争」はいけないことだよ、人が人を殺す非人道的な手段なんだよ。と薄っぺらい説明しかできないのです。
知っているようで知らない「戦争」の実態。
過去に起きた悲劇とともに戦争を語る本はたくさんあって、それらから情報を得ることはできても「戦争とは何か」その問いの答えを持っていないことに驚きます。
遅ればせながら、自分なりの「戦争」を整理して心に留め置くことは必要だと強く思いました。
そうして巡り合った絵本。ああこんな絵本を待っていたと心の底から思いました。

田島征三が「ぼくは50年間、この絵本をつくるためにここまで歩いてきたんだ」という言葉の通り作家渾身の作。

この絵本は戦争に出兵した若い男がこっぱみじんになったあと思念となって、怒り狂う弟や母の悲しみを見、戦争とは何かを感覚的に訴えかけてくる絵本です。

人の死は淡々と表現されている悲劇ながら、もっと本質的な部分で人の想いのうねりをぶつけられたような読後感でした。

戦争を起こすのは大人で、いまの大人は戦争を知りません。
本当に戦争とは何かを説くのは子どもたちではなく、いまの大人たちにこそ必要だと思います。

版元は童心社(日本)、訳林出版社(中国)、四季節出版社(韓国)による共同出版。
日・中・韓平和絵本シリーズ12冊のうちの1冊です。



21:54 | 絵本1000冊 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

『ことり』新宮晋(作)

よるのいちにち絵本喫茶 テーマ絵本より

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引き続き新宮晋さんの絵本『ことり』

つがいのことりがいます。
巣作りをして、たまごをかえし、餌をせっせと運ぶ様子。
ことりのせわしない日常を生き生きと描いた絵本。

風を扱うことで知られる新宮さんがこの絵本のなかでとりわけ工夫した点は材質の違うトレーシングペーパーを組み合わせて空気を表現したことではないでしょうか。

この絵本にもテクストはありません。

目の前のことりの誕生と巣立ちをお見逃しなく。
このシンプルで無駄のないことりたちの、生のまっとうさ。
自らの根っこにおいておきたいですね。



00:15 | 絵本1000冊 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

『くも』新宮晋(作)

よるのいちにち絵本喫茶 テーマ絵本より

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彫刻家・新宮晋さんの絵本。メゾン・エルメス(エルメス銀座店)の「宇宙に捧ぐ」、関西国際空港の「はてしない空」など彼の彫刻作品を目にした人も多いのではないでしょうか。

夕方から糸を出して巣を張り、夜中じゅう狩りをした翌朝には巣をたたむオニグモの習性をつづった絵本。
命が吹き込まれた絵に魅了されて充実した読後感を味わえます。

それにしても絵が上手。もともと東京芸術大学では絵画を学び、その後絵筆でイタリアに留学したというから、上手なわけですよね。

絵というのはとても不思議なもので、いくら写実的なものでも命が吹き込まれていなければ、上手いだけという印象になってしまいますが、命をしっかり吹き込まれた絵には感動します。新宮さんの絵はまさにそういう絵で。
そのうえ、立体的な感覚を紙で表現するためのアイデアを持っている、そういう作家さんです。

実はこの絵本にテクストがありません。
ある意味本当の絵本。
普段字を追いがちな左脳的生活のみなさんには言葉を覚える前に戻っていただき、右脳を開いて「よんで」みてほしいと思います。五感をフルに使って「読んで」みる。楽しいチャレンジですよ。



^^

22:54 | 絵本1000冊 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑